<img height="1" width="1" style="display:none" src="https://www.facebook.com/tr?id=3885808958153171&amp;ev=PageView&amp;noscript=1">

この時代に人気があった半導体製品をご紹介

 

back to the future_email campaign

ロチェスターエレクトロニクスでは、昨年来、1970年代に最も愛され、影響力のあった半導体をいくつかピックアップしてまいりました。そしてこれらの半導体は、それぞれが現代の産業の形成に貢献した製品でした。「過去を振り返る」という形で、私たちが好きな1970年代の半導体製品について社内での議論を進めながら、技術の進歩について回想する作業ははとても楽しいものでした。

それでは昨年来ピックアップしてまいりました、Signetics社の 555タイマーからヒューレット・パッカード社の5082-7000までの製品を、改めて振り返りましょう。

Signetics社 555タイマー(4)2022年に発売50周年を迎えた555タイマーは、パルス変調やタイマー機能などにおいて、柔軟で多用途な機能を備えていました。非常に人気のあった555タイマーは、Signetics社が買収された後も数十年にわたり販売されており、半導体製品における様々な世代に対して影響を与えました。

モトローラ6800プロセッサ(5)1974年に発売された6800は、先進的な設計、完全なアセンブリ言語、豊富なドキュメントを特徴としていました。これらの情報により、6800は業務用ゲーム機から実験用機器まで幅広い用途にて使われておりました。

PAL(6月):プログラマブルロジックアレイの後継製品として、性能の向上、開発の簡素化、低価格化を目指したMonolithic Memories Inc.(MMI)社のプログラマブルロジックが誕生しました。これらの目標を発展させることで、PALは現代のFPGAへの道を築きました。

オペアンプLM108(7):リニア・モノリシック・オペアンプ製品であるLM108は、アナログ半導体分野において飛躍的な進化を遂げた製品です。従来のFETアンプと比較するとLM108は高性能で、製品の集積度が高く、有効的な使い方が可能です。現在でも、LM108は広く使用されています。

オペアンプμA741(8):これまでに販売されてきた中で最も人気のあるアンプであり、30pFの周波数補償用コンデンサを初めてオンチップで搭載したアンプでした。必要な機能をオンチップに搭載したこの製品は業界標準となり、最新の製品でさえ依然としてこの製品からの影響を受けています。

TMS1000シリーズ(9):テキサス・インスツルメンツの知育玩具「スピーク&スペル電子ゲーム(Speak&Spell)」に採用された革新的なマイクロプロセッサで、条件分岐、並列データ入力、サブルーチンなどの機能を搭載したことでヒットしました。この「TMS1000」をきっかけに、パーソナル コンソール、音声合成、およびテキスト読み上げ用途の半導体製品が販売されるようになりました。

インテルCPU4004(10):インテルがまだ小さなベンチャー企業だったころ、この製品が最初の本格的な成功をもたらしました。コンパクトで、コストパフォーマンスに優れ、高性能なこのCPUは、インテルが今日のような巨大企業に成長するきっかけとなりました。

DRAM1103(11月)1086のシングルセルDRAMに端を発するDRAM1103は、1970年にインテルによって発売されました。優れたリードサイクル、生産性、小型化、低コスト化を実現し、DRAMが従来の磁気コアメモリシステムに取って代わる道を切り開きました。

ヒューレット・パッカードのHP5082-7000(12):誕生したのは1969年でしたが、1970年初頭に残したインパクトは決して小さくはありません。1962年のLED技術とヒューレット・パッカードの製造技術が融合したこの小型数字表示器は、ディスプレイにおける革命的な進歩をもたらしました。

さて、1970年代製品の振り返り、楽しんでいただけましたでしょうか。今後ロチェスターは、効果的な製造中止品管理のための7つの習慣について、私たちの考えをお伝えしていきますので、楽しみにしていてください。

さらに読む