継続的な製品供給と信頼性を提供

ロチェスターエレクトロニクスは、設計者がマイクロプロセッサを選ぶ際に必要とする時間とリソースを理解しています。最終的な判断は、一般的に長期間継続されるため、現在および将来の設計に影響を与えます。性能、価格、消費電力、およびパッケージは重要な要素ですが、マイクロプロセッサにはオペレーティングシステム、アプリケーションソフトウェア、および開発ツールという追加の要素があります。一度そのマイクロプロセッサを選ぶと、数世代にわたりその製品に対するサポートが期待され、望まれます。
半導体業界は、数十年にわたり、考えられるほぼすべてのアプリケーション要件を満たす、広範なマイクロプロセッサを開発してきました。最適な選択は多くの場合複雑で、そして現在の設計の主要なパラメータを超えるものになっています。製品の選択は、他の設計への移植性や製品の予想されるライフサイクルに影響されます。選択肢としては、マルチソースアーキテクチャか独自のアーキテクチャのいずれかになります。それぞれに利点があり、一度選ぶと、性能、消費電力、周辺機器の組み合わせに基づいて、ファミリー内で最適なオプションに絞り込まれます。
慎重に製品を選んでも、技術の変化、メーカーの状況、市場における予期せぬ出来事により、製造中止や入手困難が生じる可能性があります。問題が生じた場合、最初のステップとしては、同じアーキテクチャと製品ファミリーに基づく代替案を徹底的に分析することです。異なるダイのリビジョン、周辺機器のスーパーセット、より高速なグレード、そしてより広い温度定格に基づいて、有効な選択肢が特定される可能性があります。時には、新しいパッケージに対応するための小さな基板変更が検討されることもあります。
ロチェスターは、ライフサイクルの長いアプリケーションにおいて、マイクロプロセッサを含む設計で直面する可能性のある課題を熟知しています。製造中止による影響を軽減するため、当社は業界動向を注意深く把握し、オリジナル半導体メーカーとパートナーシップを締結しています。当社は1,700万個を超えるマイクロプロセッサの在庫を保有し、5,000種類の製品群を供給しています。当社が保有するすべての製品は、オリジナル半導体メーカーに認定された製品、追跡可能な製品履歴、そして製品保証されています。
当社の目標は、以下の方法で標準的なライフサイクルを超えて、利用可能なオプションを最大限に活用することです:
- オリジナル半導体メーカーに認定された現行品および製造中止品(EOL品)を提供
- 最終出荷日を過ぎた後も在庫を維持するため、製造中止プロセス間においてメーカーと継続的な協議
- 引き続き需要の高い製造中止品において、製品在庫の枯渇後もメーカー認定の製造サービスを提供
これらのソリューションは、顧客そしてパートナーシップを締結しているオリジナル半導体メーカーとの戦略的な計画を通じて実現されます。
主なマイクロプロセッサ製品メーカー
主なマイクロプロセッサ・アーキテクチャ
ARM Cortex-A シリーズ | MC68000 | SuperH |
ARM9&ARM11 | TriCore | I960 |
パワーアーキテクチャ | ADSP21000 | X86(16,32&64ビット) |
PowerQUICC | TMS320 DSO |