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再設計を避けるための再生産:コントロールデバイス
ミリタリー顧客の事例

 

顧客のチャレンジ

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主要システムに半導体デバイスの偽造品が組み込まれることはとても危険です。これは産業用途、特に軍事用途などでは、その半導体製品が適切に作動するかどうかが直接、人命に関わってくるためです。しかし偽造品の半導体デバイスによって引き起こされた人命に関わる深刻なトラブルは、これまでも数多く市場で起こってきました。偽装品は、通常要求される基準に満たない部材で作られており、信頼性のないルートから供給されます。

しかしながら、これらのデバイスが適正な出荷テストを受け、適切に作動するかどうかを事前に検証するのは、製造メーカーにとっては至難の業でもあります。ある軍事関連の製造メーカーは、同社の重要なシステムがトラブルに見舞われるという状況を実際に経験しました。

2年前にオリジナル半導体メーカーが半導体デバイスの製造を中止後、この製造メーカーはデバイスを入手するため、代わりとなる供給元として、 “適切にテストされた” デバイスを取り扱っており、特定のアプリケーションに対してコストのかからないアプローチを保証するという独立系の代理店を選びました。同社は、この供給元がオリジナル・メーカー認定の代理店ではなく、リスクが伴うことを認識していましたが、安価で購入できるこの代理店からデバイスを購入しました。

このデバイスが機器に搭載され、使用され始めると、欠陥のための障害が生じ誤作動が起きました。半導体偽造品には2つのタイプの障害があります。1つは出荷前のテスト時、そしてもう1つは機器に搭載した際の障害です。とくに後者は、製造メーカーの評価を危機的な状況に追い込み、かつ彼らの主要機器さえをも危機に陥れてしまうもっとも悪影響のあるシナリオです。

この製造メーカーは、障害を生じたデバイスを検証するためオリジナル半導体メーカーに送りました。オリジナル・メーカーは、そのデバイスにデートコードとロット番号の捺印がないこと、さらには幾つかの重要な捺印もされていなかったことも確認、製造メーカーが購入した半導体デバイスは偽造品であることを確認しました。製造メーカーの危機に発生していた障害の原因が明らかになりました。安価な市場流通品をメーカー認定代理店以外から調達するという決断が結果として、この製造メーカーは、資金的にも法的にも厳しい立場になりました。

この軍事関連の製造メーカーは、同社の主要機器の製造を継続しつつ、コストのかかる再設計を避けるために信頼性の高い代替デバイスを早急に調達する必要がありました。

 

ロチェスターのソリューション

この製造メーカーは、オリジナル・メーカー認定で製造履歴を追うことができる、業界最大手の正規販売代理店及び半導体製造メーカーのロチェスターエレクトロニクスにコンタクトしました。当社では、オリジナル製品と同等使用の製品を製造するため、ソフトウェアの変更の必要もなく、障害が起きることはありません。

オリジナル製品がまだアクティブ製品だった際、ロチェスターエレクトロニクスでは、その代替品をオリジナル製品と同じくらいの価格で提示していました。もし、その製造メーカーが早い段階にて、ロチェスターエレクトロニクスのようなオリジナル・メーカー認定の代理店や製造メーカーから購入していれば、このような莫大な費用と時間を要する事態になることは避けられていたことでしょう。この製造メーカーは障害が起きた製品の修復費用とペナルティの対応の責任を負うこととなりました。

 

製造メーカーにとっては、緊急調達が必要な際、手頃な価格の市場流通品を見逃すことは難しいかもしれません。しかしオリジナル・メーカー認定製品を認定された供給元から購入することは、半導体全体のサプライチェーンにとって、とても重要であります。

これらの偽造された半導体製品を購入した責任は結果として資金面のみならず、会社全体としても致命的なものになりえます。

オリジナル半導体メーカー認定のロチェスターエレクトロニクスは、オリジナル・メーカーに認定された製品、製造履歴そして製品保証で、長いライフサイクルの産業に製品の継続供給を提供します。

 

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